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「活性酸素から身を守る方策」 「危険な酸化したLDL」
「新鮮な魚類を多く摂る」 「コレステロールは重要?」
「高血圧は血流改善が先決」 「高血圧治療は血流改善から」
「脳梗塞治療薬の危険性」 「インスリン感受性の問題点」
「食改善でアレルギー克服」 「老人ボケと脂質の関係」

脂質を考える(活性酸素から身を守る大豆生長因子・高血圧は血流改善が先決)

2000年(平成12年)11月1日(水曜日)医食同源より
脂質を考える(21)『活性酸素から身を守る方策』
活性酸素と脂質についての続きです。
活性酸素(フリーラジカル)の元の姿は、水の分子や酸素分子です。体内でも、食品中、空気中にも 存在しています。
たとえば、水の分子は電子という一本の手を持っている水素(原子)二個と、二本の手の電子を持って いる酸素(原子)一個がペアになっていた電子の手が引き裂かれると活性酸素になります。その代表格 が、スーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、活性酸素などです。
実はそうした悪いきっかけをつくる原因は、現代の生活環境に多いのです。汚染された空気、タバコの 煙から活性酸素を吸い込むこともありますし、また、 紫外線、放射線、薬物、農薬、食品添加物、過度な 運動によって、体内の酸素分子、水の分子に作用して、活性酸素を発生させることも多いのです。 また、白血球は、自分で活性酸素を作り出して、取り込んだ病原菌などを分解するなど、活性酸素の 良い面ももちろんあります。
活性酸素が大量に体内で発生しますと、一番酸化されやすいターゲットが、体の六十兆個の細胞の細胞膜 にビッシリ詰まっている不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸から水素原子を一つもぎ取ると、自分は安定しま すが、 大変なのは、襲われた脂肪酸が、新しいフリーラジカル(脂肪酸ラジカル)になって、次から次へと隣 の脂肪酸の水素を奪い取り、過酸化脂質が大量に発生して、細胞膜を酸化(老化)させることです。 こうして、細胞全体の健康が失われていくことが、体の老化や成人病の原因になると考えられています。
酸素を吸って生きている生物は、この活性酸素から身を守るため、抗酸化物質を数多く持っています。 その代表格は、酵素の中のSOD(スーパーオキシド・デスムターゼ)、カタラーゼ、ペルキオシタ‐ゼなどです。
ビタミンA・C・Eは<エース>と言われるくらい、三つ一緒に働き、抗酸化物質として役立ちます。 最近では、赤ワインで代表される、ポリフェノール類、フラボノイド類も、抗酸化物質として働きます。
抗酸化物質を取ることも大切ですが、前号で書いたように、実は、 活性酸素は、体の抹消組織における 虚血状態と炎症性が高い時、大量に発生します。つまり、オメガ6系(リノール酸)の脂質を多く取ると、 以前から書いているように、虚血と炎症性は非常に高まるので、抗酸化物質を取り入れながら、オメガ 6系の脂質は減らすことが重要です。
そして、大豆の生長因子での脂質の代謝能力の強化は、細胞膜の老化予防に役立つ訳です。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
★現代は、三大栄養素(タンパク質・糖質・脂質)の摂り過ぎが原因の病気や不定愁訴が増えています。
★大豆の生長因子は、大豆が芽(生命)を出す時にのみ生まれる褐色の液体で、三大栄養素(タンパク質・糖質・脂質)の代謝〔吸収・排泄〕を強力にバックアップします!
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2000年(平成13年)2月1日(木曜日)医食同源より
脂質を考える(22)『危険な酸化したLDL(コレステロール〕』
前号の続きです。 活性酸素 が、細胞膜に多い不飽和脂肪酸を襲って、自分は安定しますが 襲われた脂肪酸が 新しい脂肪酸ラジカルになって、次から次へと隣の脂肪酸を酸化 します。 結果、過酸化脂質となり、安定します。細胞膜のタンパク質、コレステロールも酸化されます。 古くなった魚や肉の色、味、においが変わっていくのは、こうした過酸化脂質の結果です。
細胞の老化も同様の結果であると、最近の一番有力な老化のメカニズムとして、 米国のハーマン博士 が 発表してから、活性酸素老化説は有名になりました。
動脈硬化についても、以前は、コレステロール(LDL)が増えすぎると血中の単球がマクロファージになり ゴミ掃除のように食べて、抹消細胞になり、動脈の内皮細胞の下に集まって、動脈をふさぎ、動脈硬化 が起こるとされましたが、マクロファージは、増加したLDLコレステロールを食べる量は、少しであるそう です。
逆に、 血中で多く発生した活性酸素によって酸化されたLDLコレステロール になりますと、LDLの表面に あるタンパク質が酸化されて、形が変わります。そうすると、 本来、異物のタンパク質の掃除役である マクロファージが、酸化したLDLを猛然と食べて泡沫細胞になり、動脈硬化の原因になる ことが解明さ れてきました。
つまり、 LDLコレステロールは悪玉として汚名をきせられてきていますが、一番危険なのは、 LDLではなく、酸化したLDLであり、活性酸素なのです。
活性酸素は、汚染された空気、タバコなど、さまざまな方法で、体内に取り込まれたり、放射線や紫外線、 薬物、農薬などのさまざまな影響により、体内で発生したりします。
その 防衛体制 として、体内に SDO(スーパーオキサイド・デスムターゼ)、カタラーゼ といった酵素 や、 過酸化脂質の分解に役立つグルタチオン、ペルオキシタ‐ゼなど の酵素の働きがあり、それらを助け る働きの ビタミンA・C・Eやポリフェノール類、フラボノイドなどなど多数の抗酸化剤 を取り入れること も大切です。
そして、 一番大切なのは、六月号から書いた通り、「活性酸素が体内で大量に発生するのは体内での 炎症性が高い時と、抹消組織での虚血状態である」ということです。
ですから、オメガ6系(リノール酸系)の脂質は、その体質にする物質ですから、食事から取り入れる 量は減らすことです。そして、大豆の生長因子で脂質の代謝強化することは、動脈硬化の改善にも 役立つわけです。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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2001年(平成13年)3月1日(木曜日)医食同源より
脂質を考える(23)『新鮮な魚類を多く摂る』
今回は、動脈硬化、心臓病の危険因子、動物性脂質はコレステロールを上げるので悪い、リノール酸 (オメガ6系植物油)の多い代表、ベニ花油は下げるので善い・・・という説について書きます。
確かに、バターを食べれば、血中コレステロールは上がり、ベニ花油に変えると、下がることは説明されています。
しかし、これは、短期間の実験の結果です 。長期的では、フィンランドで十五年間にわたって動物性脂質を減らし、 リノール酸(オメガ6系)を増やす人間への介入試験で、コレステロールはほとんど変化なく、逆に心筋梗塞や心不 全などの心臓病死が2.5倍に上昇したという報告があります。その後、地中海地方での研究報告では、心筋梗塞 の発作を起こした人に、脂質を選択させ、リノール酸(オメガ6系)の摂取を減らし、αリノレン酸(オメガ3系)、オレ イン酸の摂取を増やしたところ、心臓病死が非常に減ったと報告されました。 これは、コレステロールの低下薬で有名なシンパスタチン薬の二倍以上の有効性が認められたそうです。 これらの結果、明確になってきた事実は
@動物実験で、若いネズミは短期的には、リノール酸(オメガ6系)はコレステロールを下げるが、 長期的に、成熟したネズミに与えた結果は下げない。結論として、リノール酸は、コレステロール を肝臓や動脈壁にためるので、一時的に血中コレステロールを下げるが、やがて、肝臓が代謝 していき、コレステロールを血中に出し始め、長期的にはコレステロールは下げない。
Aリノール酸(オメガ6系)から体内でできる生理活性物質トロンボキサンA2は 、血小板凝集能を 上げ、血管を収縮させ、血栓ができやすくなり、心筋梗塞、脳梗塞が増える。
Bαリノレン酸(オメガ3系)の多い魚油・天然魚などからできる生理活性物質は、血栓を作らず、 逆に、リノール酸系の働きを抑制する。
Cαリノレン酸系は炎症性サイトカイン、エイコサノイドの生産を抑え、白血球の中の好中球の接 着能を抑え、動脈硬化の進行を抑える。
Dαリノレン酸系は前号で書いた活性酸素による酸化LDLコレステロールの発生を抑え、動脈硬 化の進行を抑えるほか、中性脂肪を下げ、血液粘度を下げ、血流を良くして、血管を拡張させ やすくする。
以上、動脈硬化、心臓病には、コレステロールの問題よりも、特に日本人は、リノール酸(オメガ6)、ベニ花油 などが代表の植物油を減らして、オメガ3系の多い新鮮な魚類を多く摂るようにしたいものです。そして、また、 オメガ6系の脂質代謝強化には、ぜひとも、大豆の生長因子をお役立てください。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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2001年(平成13年)8月1日(水曜日)医食同源より
脂質を考える(24)『コレステロールは重要?』
高コレステロール血症(高脂血症)の人は、動脈硬化が起きやすいことは周知の事実ですが、五年前に、 七カ国(世界の各地域)での二十五年の追跡調査の結果は、今までの常識を変えました。
北欧、米国 では、コレステロールの最高群と最低群の間では、心疾患死亡率は二倍強でしたが 、日本や 地中海地方 では、 コレステロールの差があっても、心疾患死亡率には、ほとんど差が見られませんでした。 また、北欧、米国での死亡率は、日本、地中海地方の死亡率より、約四倍高いのです。 これは、心疾患死亡率は、コレステロールが危険因子ではあるが、それだけではないことを示しています。
逆に、東京都、埼玉県の調査地域での十年間の結果は、コレステロールの低い人のほうが、高い人より 死亡率が高かったのです。つまり、寿命が短かったのです。沖縄県の百歳以上の人のコレステロールは、 高い人が多いそうです。
コレステロールは、体にとって、重要な物質であるのです。各ホルモンを作る材料、細胞膜の形成、血管形 成、ビタミンDの材料となり、骨の形成等々、数多くの働きがあります。ですから、この辺の働きを考慮し、 コレステロールを下げる薬を使わないといけないと思います。
ここに、肝臓の酵素を阻害するコレステロール低下薬(シンバスタチン製剤)というものがあります。 安全性と有効性の面で画期的として、日本で、年間千六百億円の売上があるとのことです。
ただ一つの酵素を阻害することでコレステロールを下げる意味は、ほかのいろいろな酵素の働きとの 調節、活性化などが、長期的に服用したときにくずれて、どのような副作用が出るか、心配です。 動物実験では、奇形の発生が報告されています。
日本、地中海地方では、コレステロールが高いのに、北欧、米国より疾患が少ないのは、赤ワインの ポリフェノールの働きもありますが、これとて、日本人は、あまり飲んでいません。植物のフラボノイド の抗酸化剤としての働きもありますが地中海地方の人々(とくにギリシャ人)は、少ない結果です。
二つの地方で共通 なのは、オメガ6系(リノール酸)とオメガ3系(αリノレン酸)の比が低いことです。
動脈硬化、心疾患の危険因子は 、コレステロールよりも、オメガ6系の摂りすぎと、相対的オメガ3系 の不足であることは明確です。
肉、卵、牛乳などの動物性脂質も減らすと同時に、オメガ6系の多い植物油(ベニ花油、コーン油、 サラダ油等々)も減らし、オメガ3系の油を魚類(天然魚)中心に、ほか、海藻、根菜、葉菜から取り 入れて、オメガ6系の脂質代謝に、ぜひ大豆の生長因子をお役立て下さい。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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2000年(平成13年)9月1日(土曜日)医食同源より
脂質を考える(25)『高血圧は血流改善が先決』
今回は、 高血圧と薬 の関係です。
一般に、 高血圧が危険因子であると考えられる主な病気 は、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、動脈硬化、 狭心症などです。血 圧が高いと、コレステロールが動脈に沈着しやすく、動脈硬化になりやすいと言われ ますが、動物実験では、血圧が高いほうが、血清、動脈壁のコレステロールは少ないという報告もあり、 高血圧 → 高コレステロール → 動脈硬化 に直結していく根拠は、まだはっきりしていないと言っていいと 思います。
高血圧になると、血圧に耐えるために、血管が厚くなり、その結果、動脈硬化が進むとも考えられますが、 はっきりしていません。
脂質の新陳代謝が低下して 、動脈硬化が起こることは、はっきりしています。年を取ると、血管は狭くなり、 血液が流れにくくなります。 血液の最も重要な働きは、栄養分と酸素を全身に運ぶことです。血流が悪くな ると、全身への栄養分と酸素の供給が滞り、細胞が弱ってしまいます。 これは一大事ですから、自律神経 ホルモンの作用で血圧を上げ、心臓の働きを強め、全身に血液を運んでいます。
また、血圧は、安静時は低く、興奮時に上昇することは、だれでも知っています。仕事をしてる時、 緊張している時は自然に血圧は上がり、のんびりしている時は血圧が下がっています。
血圧が高い時、血流の改善をすることなく、血圧を下げる降圧剤を服用していますと、血圧は正常になって いますが、むしろ、全身で考えますと手足の末端細胞の血流が悪い虚血状態になり、手足などが冷える とか、痛み、しびれが出やすくなったりする話はよく聞かれます。
また、脳、心臓の一部の血管に虚血状態があるときに、血圧を薬で下げることは、むしろ虚血が促進される 可能性が高くなります。つまり、高血圧と高コレステロール血症で薬を使って、正常レベルに維持していて 安心していたところ、心筋梗塞になってしまった例があるくらいです。
血圧が少々高い場合は降圧剤で血圧を下げる前に、まず血液の流れをよくすることが、 最も重要なことだと考えます。
血流を悪くする原因の一番は食事です。 いつも本欄で書いているように動物性食品(肉・卵・牛乳など)を はじめ、植物油(ベニ花油、サラダ油など、オメガ6系の多い油)両方を減らして、脂質の新陳代謝の強化 に大豆の生長因子を役立てて下さい。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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2001年(平成13年)10月1日(月曜日)医食同源より
脂質を考える(26)『高血圧治療は血流改善から』
血圧を下げる降圧薬は主に四分類といっていいと思います。
【1】 血管を直接に拡げて血圧を下げる血管拡張剤(カルシウム拮抗薬)。  
【2】 交感神経の働きを抑制して、心臓の働きを抑えたり、血管を拡げたりし  て血圧を下げる(α・βブロッカーなど)。
【3】 腎臓で作られるレニンという酵素により、ペプチド性の昇圧ホルモンが  作られるが、それを阻害して血圧を下げる(エース阻害薬)。
【4】 血中の水分を排泄して血圧を下げる(利尿薬などです。
年をとると、動脈は狭くなり、血流が悪くなるので全身の細胞に栄養分や酸素を送るため、自律神経 ホルモンの働きを強めて高血圧になります。多くの高血圧は、このタイプです。
血流の改善、つまり本当の高血圧の原因の改善をすることなく、【1】カルシウム拮抗薬で直接、血管壁 に働き、血管を拡げる場合、狭くなった血管も、正常な血管も、両方拡げることで、血圧は下がりますが しばし、正常な血管のほうに血液が多く流れて、目的とする狭くなった血管のほうはむしろ、虚血が促進 します。これを スチール(盗血)現象 といいます。
この心臓の血管を拡張するタイプの薬は、長期的に使用して血圧を下げると、逆に心筋梗塞での死亡 率が上がってしまったというアメリカの結果報告もされました。
【2】 の交感神経の働きを抑制、心臓の働きを抑えて血圧を下げる薬は、むしろ、全身に虚血が促進され る可能性が高く、勧められません。
心臓から遠いところ、手足の冷えや痛み、しびれの心配・・・これと血液の20%は脳が利用していると いわれています。長期的に血圧を下げ、脳に血液が十分に行かなければ、××の心配があります。 交感神経を抑えると、時に気管支も収縮しますので、喘息の方は禁忌であり、長期に使うと、階段、 坂道の上り下りに息苦しくなる場合も多いようです。
【3】 エース阻害薬。 腎臓は、血液の汚れを濾過する臓器であるので、レニンという酵素を作り、昇圧ホル モンを作って血圧を上昇させて、血液が腎臓に多く来るように働くと考えたほうが良く、ホルモン の働きには、フィードバック制御が必ず働き、コントロールしています 。 薬で、そこをむりやり阻害 するのは、長期的にホルモンバランスを乱す結果になります。また、エース酵素は、男性の精巣 にもあり、男性機能の低下につながる心配もあります。
最後の 【4】 利尿薬の継続は、腎機能の低下が一番心配です。
高圧薬の継続の問題は、山積しています。血圧が少々高い場合は、血圧を下げる前に、血流の改善 が優先です。結論は、食事の改善と代謝能力の強化です。特に以前から書いているように、脂質代謝 の強化に、大豆の生長因子を役立てることが重要と考えます。

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2001年(平成13年)11月日(木曜日)医食同源より
脂質を考える(27)『脳梗塞治療薬の危険性』
今年七月、読売新聞に次のような内容の記事が大きく報道されました。
「 脳梗塞治療薬バナルジン (抗血小板剤)による副作用で、この二年間で三十四人が死亡」と。
この薬は、血を固める血小板の働きを抑えることにより、血栓(血が固まる)の治療に使われています。 ところが、1995年に、血小板の働きが抑えられすぎて、出血や腎機能障害を起こす血栓性血小板減少性 紫斑病の副作用で、六人の死亡が確認されたため、厚生省はメーカーに、投与後二ヶ月間は、二週間に一 回は血液検査を行うことを警告指示しました。
その警告にもかかわらず、最近二年間で、重い副作用のある患者が394人(うち死亡34人)と報告された のです。その中で、七割ぐらいの患者は医療機関から二週間に一回の指示道りの血液検査を受けていな かったことも判明しました。年間百万人以上が服用、約五百億円の売り上げのある薬剤です。
脳梗塞、心筋梗塞を起こした方には、必要な薬であるといえますが、厚生省が警告指示まで出して、血小板 の状態を血液検査で調べながら使うべき薬である点、七割の医療機関で、それが正確に指示が守られてい なかった点は、今後の大きな問題でしょう。
皮膚のすり傷で、出血を起こしても、数日でカサブタができて治るように、血管に損傷(きず)ができると、血小 板から凝集誘発物質トロンボキサンA2など、12種類の物質が関係して、血中のフィブリン(繊維素)と、赤血 球を取り込んで、血栓(カサブタ)ができます。 この血栓は、血中のプラスミノーゲンからできるプラスミンによって溶解され、血管の傷は治ります。 v この抗血小板剤は、トロンボキサンA2の原料となる アラキドン酸の放出抑制と、血小板の フィブリノーゲンの 結合阻止することで、血栓(カサブタ)ができないようにすることで、血栓防止になります。
薬を使って、血栓防止の必要も、場合によっては大切ですが、体内で血栓を促進させるアラキドン酸が多く 作られすぎる体質のほうが、まず問題です。
実は、この アラキドン酸の原料が、オメガ6系(リノール酸など)です。これを防ぐには、まずは、日常の食生活 がポイントでしょう。必要以上に血栓のできやすい方の体質改善には、 オメガ6系(リノール酸など)の多い食 物油、肉、卵、牛乳を減らすことです。
それと、オメガ6系の脂質の代謝能力の強化に、大豆の生長因子をお勧めします。 これは、毎日継続することが重要になってきます。

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2002年(平成14年)2月1日(金曜日)医食同源より
脂質を考える(28)『インスリン感受性の問題点』
植物性の油は、通常は液体ですが、冷やして固体になる温度(融点)があります。植物油には、オメガ6系と オメガ3系があり、 オメガ6系(リノール酸系)は融点がマイナス五度 、 オメガ3系はマイナス十一度 です。同じ 液体のように見えますが、オメガ3系のほうがオメガ6系よりも軟らかいと思っていただければよいでしょう。
世界の環境温度と食物中の脂質の関係を考えますと、植物は環境温度によってオメガ6系とオメガ3系の割合 を変え、 低温地域ほど、油は軟らかいオメガ3系を多く作り出します。
北方の植物は一般にオメガ3系の割合が多くなっています。つまり、 冬野菜のほうが夏野菜よりオメガ3系が 多い わけです。 北方の海でオメガ3系を多く持つプランクトンや小魚を食べて、親潮に乗って下ってくる魚は、 当然、オメガ3系を多く含む のに対して、赤道直下でとれる魚には、オメガ6系が多いものもあります。と言って も肉よりは少量です。
北欧では、低温で育つコケや植物を食べて育ったトナカイ類や、低温の海で育ったアザラシなどを食べている エスキモー人たちが、肉類を主食としているのに、心臓病などが少ない理由は、うなずける話です。 低温地域で放牧していた時代は、牛、豚などには、さほどオメガ6系の脂質は少なかったのですが、 家畜での飼料はコーンなどオメガ6系を含む種子が中心になり、肉や卵、牛乳の中にもオメガ6系の 脂質が増加する結果となり、現在、動物性脂質とオメガ6系の摂り過ぎによる心臓病、脳血管障害 の増加もうなずける話です。
また、糖尿病では、インスリンの不足より、インスリン感受性の問題がクローズアップされています。 インスリンは、血中で、ブドウ糖を脂肪酸に変えて、筋肉を蓄えるわけですが、ここにもオメガ6系 とオメガ3系の融点の差がポイントになります。
オメガ3系 が多いと融点低いために、細胞内ではリン脂質の細胞膜が多いと溶かしてしまうので、早く熱に 変えて、細胞には蓄積されにくい のですが、 オ メガ6系 は動物性、肉、卵、牛乳にも多いため、融点が高く なりやすく、ほどよく細胞に蓄積されます 。 そうなると、インスリンがブドウ糖を脂肪酸に変えて蓄積しよう としてもできなくなり、インスリン感受性の低下となり、血中ブドウ糖の上昇となり、糖尿病の悪化、合併症 につながります。
融点から見ても、オメガ6系を減らすことは大切です。オメガ6系の脂質の代謝の強化に 大豆の生長因子を継続しましょう。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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2002年(平成14年)3月1日(金曜日)医食同源より
脂質を考える(29)『食改善でアレルギー克服』
この季節、花粉症を中心としたアトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー疾患の時期です。
近年、アレルギー患者が急増した原因は、住宅環境の変化に伴う、ダニやカビの増加、花粉、排気ガス 大気汚染、食品添加物、農薬、薬品、洗剤の増加など、いろいろと言われております。
ところが、 これらの原因の増加だけでは説明できない多くの事例があります。 たとえば、大気がきれいに なった北九州や三重県四日市市でも、喘息患者は増加しつつあります。また、スギの多い山地と、スギ の少ない都会とを比較しても、むしろ都会のほうが、スギ花粉症が多い傾向です 。外国でも、ドイツが合 併前には、東ドイツのほうが大気汚染がひどかったのに喘息患者は、西ドイツのほうが多かったという例 もあります。合併後は東ドイツでも、アレルギー患者が急増しています。
アレルギーを起こす 原因(アレルゲン)因子 だけを特定しても説明できない事例が多いのです。 この答えは、 体内でのアレルギー因子のアレルゲンが入った時の反応の違いにある と言えます。
アレルギーの反応が高くなった理由は、大きく二つあると思います。
体内にアレルギーの原因物質が入ると、最終的にマスト細胞からもスタシン、ロイコトルエンなどの生理 活性物質が出ます。 この物質は、植物性脂質のオメガ6系(リノール酸系)とオメガ3系(αリノレン酸系) から作られますが、 オメガ6系から作られるロイコトルエン4系は、オメガ3系から作られるロイコトルエン 5系の数百倍のアレルギー反応性が高い ことが解明されました。
つまり、 まずアレルギー反応性を低くするためには、 オメガ6系の植物油を、全体に減らすことです。 てんぷら、揚げ物、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシングなどです。そして、オメガ3系の多い新鮮な 魚貝を多くすることです。
さらに、 アレルギー反応性が高くなるのは、 体質的に冷えのあるタイプで、余分な水分が体内に多く 残っている人だということです。子供では消化能力の弱い子に多いようです。
ですから、 ☆ 食事中に水分の摂り過ぎは注意 ☆ よく噛んで食べる ☆ 果物、特に水分の多いもの、南国産 のもの、甘いものは控える ☆ 自然塩を摂る☆みそ汁は、具を多く、味は濃いめに して飲むこと・・・など、 体を冷やさないようにすることです。
アレルギー反応性の高くなる原因の食事に気を付けながら、脂質や糖質の代謝能力の強化することも 大切です。大豆の生長因子を、しっかりと継続して愛飲しましょう。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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2002年(平成14年)4月1日(月曜日)医食同源より
脂質を考える(30)『老人ボケと脂質の関係』
脳血管障害の後遺症など、ボケ予防として使用されてきた脳代謝改善薬は、三年前に、九社の薬は 効果なし・・・と判定されました。 十年以上にわたり、年間一千億円以上使われてきました。薬では、この改善の難しさを意味します。
老人ボケ は、 血管型とアルツハイマー型 に大別されます。血管型は、脳血管の詰まりや破れにより、 脳の一部が損傷を受けて発生するケースが多いのです。従って、この型の老人ボケを予防する方法 は、動脈硬化、心臓疾患、脳出血を予防する食事療法と同様と考えれば良いでしょう。
つまり、 動物性の肉、卵、牛乳は減らすこと、オメガ6系の植物油(リノール酸系)は、血小板凝集能を高める ので減らすことです。オメガ3系(αリノレン酸系)は、この逆に働くので、バランス的に多くします。
最近多くなったのがアルツハイマー型で、遺伝子が深くかかわっていると言われています。脳内のアポリポ タンパク質Eやアミロイド前駆体タンパク質などの遺伝子の異常が原因と、解明されつつあります。
もし、 アルツハイマー型ボケが、先天性遺伝子だけの問題なら、遺伝子治療の確立を待たねばなりません が、かつて、日本では老人性ボケの四分の一ぐらいがアルツハイマー型であって、欧米ではこの型が大 部分であると言われていました。ところが、最近、日本でもアルツハイマー型が半分以上と言われています。
ボケの血管型とアルツハイマー型の割合が変動してきていることは、遺伝子の問題だけ ではなくなります。
この アルツハイマー型 は、欧米型食事、つまり肉、卵、牛乳、乳製品の摂り過ぎが問題であることは 明確です。日本人はまずタンパク質の摂り方は、 魚、貝、大豆(みそ汁、納豆)類を多くする ことです。
それと最近、抗炎症剤を服用している人に、アルツハイマー型ボケが少ないという報告がありました。 抗炎症剤は、オメガ6系の植物油から作られる生理活性物質が炎症性を高めるので、それを抑える 薬です。
つまり、オメガ6系の植物油(リノール酸系)の摂り過ぎにより、脳内で炎症性が高まり 脳の神経細胞を早く死に至らしめていると考えられます。
老人性ボケの予防には血管型、アルツハイマー型のどちらにしても、動物性脂質、肉、 卵、牛乳、乳製品とオメガ6系(リノール酸系)を減らし、オメガ3系(αリノレン酸系)を 多くすることです。 それと、ボケ防止のためにも、脂質の代謝能力を大豆の生長因子で強化しましょう。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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