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「肉の過食は血流を悪化」 「増加する脂肪の摂取量」
「植物油がガンの要因にも」 「リノール酸系は少量に」
「マーガリンの不思議」 「マーガリンは少なめに」
「危険な脂肪の過剰摂取」 「αリノレン酸の重要性」
「悪者はコレステロール?」 「魚は新鮮な天然のものを」

脂質を考える(肉の過食は血流を悪化・危険な脂肪の過剰摂取)

1998年(平成10年)7月1日(水曜日)医食同源より
脂質を考える@「肉の過食は血流を悪化」
脂質には、牛肉の脂肪やイワシの魚油、オリーブ油、ゴマ油など、動物性と植物性に分けられる。それぞれ、 味や構成は違っていても、いずれも大部分は中性脂肪(トリグリセライド)からできている。違いは、トリグリ セライドという名前の通り、グリセラロールにトリ、つまり三つの脂肪酸がついたものであり、三つの脂肪酸の 種類の違いによって、いろいろな食品になる。
脂肪酸は、炭素と水素でできた骨格に、酸素が二分子だけ結合した構造で、炭素同士が二重結合した個所 のあるものを不飽和脂肪酸といい、一個所もないのが飽和脂肪酸という。不飽和より、飽和の多いものが動 物性脂肪で、不飽和が多いものが植物油や魚油である。
一般に、動物性脂肪の摂り過ぎの問題は、まず飽和脂肪酸の比率が高いと、 室温で固体になるということである。牛・豚は体温が三十九度Cくらいのため固まって いないが、人間の体温三十六度Cくらいでは、固まり始める。
つ まり、肉の食べ過ぎは、血液の粘度が高まり血球同士がベタベタくっつき血流が悪くなる。 赤血球によって細胞に酸素が送られる力が弱まるために、脂っこい肉料理を食べた後、 ぐったりしやすくなる。これは、肉食動物を考えれば、すぐうなずける。食後は、すぐ寝ている。
植物油や魚油の脂肪は飽和より、不飽和脂肪酸の割合が高い。 室温では液体になっている。だから、一般に”油”と呼ばれる。肉より魚のほうがよい理由は、まず魚油は肉 の脂肪とは逆に、血液の粘度を下げて、流れやすくする。また、赤血球に取り込まれると、赤血球が柔軟に なり、抹消の細い血管にも、スイスイ入っていく。赤血球の柔軟性を良くする油の多い魚は、イワシ、アジ、 サンマ、サバ、サケなどの大衆魚に多い。
食べ物の脂質の90%は、中性脂肪だが、残りの10%は、主にリン脂質とコレステロールである。 リン脂質は、グリセロ-ルに、二つの脂肪酸と一つのリン酸がついている。リン脂質の多い食物の 代表は、大豆と卵である。リン脂質は脂肪と水の乳化剤の役割をする。 つまり、血液中でも脂肪の流れを良くする。
血液の流れ一つをみても、日本食、魚と大豆中心の食事は、肉食よりも良い。 大豆の生長因子は大豆に含まれる三大栄養素を、さらに生かす生命力である ので、脂質の代謝、処理の強化には欠かせませんね。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
★現代は、三大栄養素(タンパク質・糖質・脂質)の摂り過ぎが原因の病気や不定愁訴が増えています。
★大豆の生長因子は、大豆が芽(生命)を出す時にのみ生まれる褐色の液体で、三大栄養素(タンパク質・糖質・脂質)の代謝〔吸収・排泄〕を強力にバックアップします!
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1998年(平成10年)9月1日(火曜日)医食同源より
脂質を考えるA『増加する脂肪の摂取量』
経済的に豊かな国に共通していることは、
@ 食事から摂取するカロリーに占める脂肪の割合が増加する。
A糖質も、穀類が減り、砂糖が増える。               
Bタンパク質も、植物性のものが減り、動物性が増える。    
C料理に割く時間が全体的に短くなる。               
D働く主婦が増え、核家族化、独身も多くなっている・・      などである。
その結果、外食、できあいの惣菜、調理に手間のかからない加工品に依存するようになる。 短い時間で、調理できる便利な食品とは、たいていは「高脂肪食」である。
料理の時間を最も短縮してくれるものは、肉や肉加工品だし、加工食品には、植物油、ラードなどが たっぷり使われている。外食メニューは、肉類の揚げ物、炒め物中心の組み立て。当然、脂肪の摂取 量は増加する。 日本人の脂肪の摂取量は、何と、昭和三十年代の三倍、昭和二十年代の五倍以上といわれる。 昔の台所の油汚れは、現在と比較すれば、極端に少なかった。自分の体は覗けなくても、昨今の 換気扇のように、べったり油汚れがこびりついている状態と考えればいいと思う。 昔から、脂肪の摂取量の多い北欧諸国でも、近代化とともに、ガン、心臓関係、精神分裂病が増 えてきたが、第二次世界大戦で、ドイツに占領された時にだけ、40%も一気に、それらの病気が 減った。穀物が精白できなくなり、雑穀を食べざるを得なくなるし、肉類の摂取量は減少、特に脂 肪の摂取量が減少した結果である。
前号で、動物性脂肪と植物性脂肪の区別の話をした。肉に多く含まれる動物性の脂質より、魚や 植物性のほうが、血流にはよいのだが、最近の研究では、植物油の摂り過ぎは、ガンの発生率を 上昇させるというデータがアメリカで発表されてから、植物油の見直しが進んでいる。 植物油に多い不飽和脂肪酸が、体内で酸化されて、過酸化脂質になりやすく、これが問題という わけだ。植物油も、取り扱い方によっては、危険なものなのだ。
植物油については、次回からふれることにするが、まず、脂質については動物性も 植物性も両方を減らすことが重要である。そして、脂質の体での代謝能力のために は、ぜひ、大豆の生長因子をお役立てください。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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1998年(平成10年)10月1日(木曜日)医食同源より
脂質を考えるB『植物油がガンの要因にも』
植物油の摂取が多くなるにつれて、ガンの発生率が高まることが、アメリカで確認されている。
その原因は、植物油に多い不飽和脂肪酸が、酸素から生まれた体内の活性酸素によって、不飽和脂肪酸の 二重結合している個所が酸化されて、 過酸化脂質と呼ばれる腐敗した脂肪になるからである。揚げ物の油を 何回も使うなどというのも、植物油は加熱されると過酸化脂質になりやすく、不快臭が鼻につくからで、それと 同様のものが、体内に増えるためと言われている。
体内で不飽和脂肪酸の多いところは、細胞膜である。ここが酸化されやすくなる。つまり、細胞の老化である。 また、細胞には、ミトコンドリアというエネルギーの製造する発電所がある。この内膜も、不飽和脂肪酸が多く、 活性酸素によって攻撃されると、正常な細胞がブトウ糖を完全燃焼してエネルギーを生産することができなく なり、不完全燃焼を起こす。 この不完全燃焼によって生じるものが、ガンの栄養にもなるようだ。活性酸素は、細胞膜を酸化した後、 細胞内の核にも攻撃をする可能性は十分ある。正常細胞の核の中にある遺伝子(DHA)がダメージを 受けて、突然の変化で異常な細胞、つまり、ガンに生まれ変わるといわれている。
また、血管内では、過酸化脂質や酸化したコレステロールを マクロファージが食べて、泡沫細胞となり、 動脈硬化の原因にもなる。
この予防をするためには、活性酸素を量産する紫外線、X線、薬品、タバコ、農薬、汚染された空気、過度な 運動、ストレスを減らす努力が必要である。また、酸化を防止するためには、抗酸化剤、例えば、フラボノイド βカロチン、ビタミンびーB2、B3、C、E、各種ミネラルなどを多く含む食事、つまり、和食にすることである。
玄米、雑穀、豆、海草、緑黄色野菜、根菜、新鮮な魚介類を多く摂ることがよい。 それと、動物性脂肪はもちろん、植物性の油も減らすことである。 わが国の脂肪の摂取量は、戦後五十年の間に五倍以上に増えたといわれている。 そんな時代であるからこそ、普段の食事を見直しながら、体内での脂肪の新陳代謝 特に、代謝能力の強化は必要不可欠なのである。 ぜひとも、大豆の生長因子を脂質代謝の強化にお役立て下さい。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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1998年(平成10年)11月1日(日曜日)医食同源より
脂質を考えるC『リノール酸系は少量に』
脂肪は、動物性と植物性という分け方のほかにシリーズ一回目でも簡単に触れたが、脂質が体内に入って から、どのように代謝されていくかによって、大きく三つの系列に分けられる。
@飽和脂肪酸、1価不飽和脂肪酸=肉・卵・牛乳に多い。
Aオメガ−6系不飽和脂肪酸(リノール酸系)=べに花油、コーン油、綿実油など いわゆる植物油に多い。 
Bオメガー3系不飽和脂肪酸(αリノレン酸系)=魚介類、海草類、葉野菜、根菜に多い。 特に植物油系で問題にされるのが、オメガ6系とオメガ3系の不飽和脂肪酸のバランスである。
どちらも、必須脂肪酸であり、体内では重要であるが、そのバランスがリノール酸系が多く、αリノレン酸系 が少なくなると、心臓病、脳卒中、高血圧、炎症、アレルギー症状などが増加する。
リノール酸とαリノレン酸は、体内で代謝された時にできる生理活性物質(トロンボキサン、プロスクグランジン、 ロイコトルエンなど)が、体内組織の働きを微調整する。しかし、リノール酸とαリノレン酸からできる生理活性 物質の働きはまるで逆に働く。
リノール酸系からできてくる生理活性物質は次のような作用がある。
@血液を固まりやすくする。   
A血管を収縮する。        
B炎症を促進させる。       
Cアレルギー症状を促進させる。 αリノレン酸からできる生理活性物質は、それらの逆に、微調整をする働きである。
健康のためには両者のバランスが必要で、オメガ6系〔リノール酸系〕対オメガ3系〔αリノレン酸系〕は 1:1〜1:2くらいが、健康のための調整によいとされる。
実際は、日本人平均で5:1、若い人たちでは、7:1といわれる。
これでは、昨今の若い人たちにアレルギー症状が多くなるのは当然であり、 成人病も増加するわけである。
健康のためには、リノール酸が多い油を少なくすることと、αリノレン酸が多いシソ油やアマ二油を摂る ことがベベストであるが、これらは価格も高いので、オメガ6もオメガ3も少なく、1価不飽和脂肪酸の 多い酸化しにくいオリーブ油やキャノーラ(なたね油)、オメガ6系でも抗酸化剤の多いゴマ油などを少なく 使って、オメガ3系の多い新鮮な魚介類、海草、野菜、豆類を多く摂ることをお勧めしたい。
つまり、和食中心にしながら、脂質代謝不良になって脂質のヘドロが残らないよう、 大豆の生長因子を役立たせれば、理想的な食生活というわけである。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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1999年(平成11年)2月1日(月曜日)医食同源より
脂質を考えるD『マーガリンの不思議』
「脂質を考える」シリーズも五回目になった。今回から、もう少し具体的な内容でシリーズを続けたいと思う。 初めはマーガリンについてである。
最近アメリカでは、マーガリンのことを、 ”プラスチック食品”と呼ぶ人が増えてきている。
このマーガリンの多くは原料が植物油だが、植物油そのままでは、あのように固体の硬い脂肪になるわけはない。 水素添加法により、不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸に、製品の目的に合わせ、部分的水素添加をしている。これは、 マーガリンに限らず、食用油を含めた多くの脂肪食品に使われている。こうすることで、安定した脂肪になり、日持 ちがよくなり、商業的に便利になった。
しかし、水素添加した脂肪の分子を顕微鏡でのぞいてみると、プラスチックの分子にそっくりになっているそうで、 それで、「プラスチック食品」と言われるようになったのである。 実験で、バターとマーガリンを、虫や細菌がつきやすい場所に置いておくと、バターの方は、ハエ、アリ、カビが群が るが、マーガリンは、いつまで経っても、そのままの状態だという。水素添加法は高温、高圧、触媒として、ニッケル や銅を使い、水素ガスを反応させる。この方法は、自然界にはありえない、人間が造り出した脂肪食品であり、含ま れている脂肪酸が、「シス型」から「トランス型」に一部造られている。
自然なものが、「シス型」で、人間が造り出したものが、「トランス型」といっていい。
脂肪酸は六十兆の細胞の細胞膜の重要な構成要素になっているもので、細胞膜の中に、「トランス型」 脂肪酸が紛れ込むと、細胞膜は弱くなり、さまざまなトラブル(病気)の原因となると言われてきている。
アメリカでは、最近こんなことも言われ出したという。「二十世紀がもたらした栄養上のトラブルの中で、 最も悪質なものが、これだったと、ほとなく分かるようになろう」と。現在、アメリカでは、二十世紀初めころに 比べて、心臓病死因が三十五倍。三人に二人は心臓病に冒されている状況である。一世紀前にはアルツ ハイマーも存在しなかったのに、現在は死因第四位。また、一世紀前、ガンは、アメリカやヨーロッパでは、 全死亡者数の中で3.4%を占めていたに過ぎなかったが、今では、四人に一人がガンで死亡している。 糖尿病も、十万人に一人に過ぎなかったのが、今では、二十人に一人だそうである。
これらのすべての原因が、マーガリンなどの脂肪の問題ではないだろうが、大きくかかわっていることは事実 である。日本の食生活も、アメリカに近づいてきている。脂肪の選び方には、もっと細心の注意を払いたいもの である。そして、大豆の生長因子で、脂肪の代謝を強化していこう。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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1999年(平成11年)3月1日(月曜日)医食同源より
脂質を考えるE『マーガリンは少なめに』
前回に続いてマーガリンについて書きたい。なぜ、マーガリンがよくないかについて、興味ある報告がある。 インドの南北二つの地域の食事と健康との関連を調べたものである。
北部の住民は肉を食べる習慣が多い。使用する主な脂肪は、ギー(牛乳などから造る一種の液体バター) である。南部の住民は菜食が多い。コレステロールは、当然、北部の人たちのほうが、高いが、南部の人々は、 北部の人々に比べて、心臓病が十五倍も多く起こっている。両者の食事の中での大きな違いは、南部の人々は 伝統的な食品のギーを減らして、マーガリンや精製した植物油を使うようになっていたことである。
その後、二十年近く経過すると、北部でも心臓病が激増している。その理由は、北部でもインドの伝統的食生活 の中に液体の植物油から造ったマーガリンが大きく入り込み、ギーに取って代わったためだという。
ギーが使われなくなったのには、二つの理由がある。一つはギーよりマーガリンのほうが安いこと、もう一つは 飽和脂肪酸の多いギーは、体に悪い動物性脂肪であるという誤った認識である。精製した植物油は、体によ い不飽和脂肪酸が多いので、、健康のためによいとされたからだ。
人間が造り出したマーガリン、精製された植物油に含まれる自然界に存在しないトランス型脂肪酸の有害さは、 今後ますます明らかになっていくことと思う。
前回書いたように、六十兆の私たちの細胞膜の重要な構成成分である脂肪酸はシス型であり、トランス型の ものは異物である。異物のものを多く取り込むと、異物な細胞ができるといってよいと思う。 アメリカ、ヨーロッパでは、心臓病、ガンは二大主要死因である。最近日本人女性にも、乳ガン発生率は多く なってきているが、まだアメリカ女性の四分の一である。しかし、アメリカに移住して、西洋的な食習慣に染ま ると、アメリカ女性とほぼ同率の発生率になるといわれている。
いろいろな例からして精製された植物油やマーガリンは、極力減らすべきである。
トランス型脂肪酸の悪影響が、正確に証明されるのは、五十年後ともいわれている。 つまり、バターとマーガリン、どちらがよいかの答えは、バターのほうが自然界にある脂肪としてよいが、 量は少なく利用しようということになる。現在は、脂肪の摂りすぎ面による代謝不良を起こしがちな時代 大豆の生長因子で代謝をよくすることは、今後、さらに重要になることと思われる。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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1999年(平成11年)4月1日(木曜日)医食同源より
脂質を考えるF『危険な脂肪の過剰摂取』
マーガリンや精製された食用油の問題は、アメリカで次々に報告されてきている。
人間が作り出した自然界には存在しない、これらの中に含まれているトランス型脂肪酸(悪い脂肪)は、代謝で きずに体の中に残ってしまう。違う言い方だが、ホルモン療法として、ホルモン剤を使うとよく出る副作用も、使わ れるホルモンとは少しだけ分子構造を変えた人工のホルモン剤であり、大量に使っているわけでないのに起こる。 自然にはない分子構造のトランス型脂肪酸も、同じように考えると理解しやすい。
現代は、脂肪の摂りすぎはもちろん問題ではあるが、脂肪は必要なものでもある。 三大栄養素の一つでもある。体の中で必要な脂肪酸は作られていくが、体が作ることができず食事から摂取しなく てはいけない脂肪酸が二つある。
オメガ3系のαリノレン酸とオメガ6系のリノール酸である。
「トランス型脂肪酸」は本来の働きを妨げて、その働きを悪くする。そうなると、人間は本能的に必要な脂肪酸を 取り入れようとして、脂肪の過剰摂取に走る。これが、脂肪摂取の増加につながっていく。 「トランス型脂肪酸」をはじめとして、高温加熱された食用油やマーガリン、箕綾貯ぢフ⊥ドなど悪い脂肪を摂らせて 体に必要なオメガ3系、オメガ6系の不足やバランスを悪くする。これを「ボブック現象」という。
アメリカでは、この「ボブック現象」で、年間三万人が命を落としているという報告がある。
ところが、アメリカでは、心臓病、糖尿病、ガン、前立腺肥大、そのほか脂肪の過剰が原因といわれる病気に、 食用油など脂肪の摂り方の指導により改善される例も出てきている。それだけではなく、脂肪の摂り方、バラ ンスによって、アレルギー性疾患(喘息、アトピー性皮膚炎など)、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、関節炎、痛み や炎症、ボケ、うつ病、肥満症、子供の発育、自閉症などなど、さまざまな病気とのかかわりが報告されてきて いる。
脂肪の摂り方は、まずマーガリンより、バターを少し使う。肉、卵、牛乳系は減らす。植物油系も、 オメガ3系と6系のバランスを一対一くらいに近づける・・・ことが、ベスト。 詳しくは、次回以降にするが、新鮮な、養殖ではない魚類を中心として食べて、植物油は減らす、 酸化しずらいオリーブ油、ゴマ油などを少し使う程度が、良いと思う。そして、悪い脂肪が体に残っ て、悪さをしないように、大豆の生長因子で、代謝を良くしたいものである。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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1999年(平成11年)五月1日(土曜日)医食同源より
脂質を考えるG『αリノレン酸の重要性』
本シリーズのCで触れた植物油の問題について今回からもう少し詳しく書きたいと思う。 今までの栄養指導では油について「動物脂肪を少なく植物油を多く」であった。パンにはバターでは なくマーガリン、炒めものにもバターなどではなくサラダオイル、とんかつの脂身は残すが野菜サラ ダにドレッシングを多くかけて食べる・・・といった具合である。
動物脂肪はコレステロールが多く、植物油はそれを下げることが大きな理由であった。ところが成人病について、 コレステロール値の問題だけで判断してはいけないことが、はっきりした。 今後は、動物脂肪と植物油の二つの分類ではなく、三つの分類になる。
@動物の肉、卵、牛乳、乳製品に多い飽和脂肪酸とオリーブ油などに多い一価不飽和脂肪酸の系列
Aコーン、大豆、ヒマワリ、ベニバナ(サフラワー)、綿実などに多いリノール酸系列(オメガ6系)    
B魚介類、海藻、根菜、葉菜類、シソの実などに多いαリノレン酸系列(オメガ3系)            これらは、含まれている脂肪酸の成分の違いに基づくことで、3系列の脂肪酸の含まれて いるバランスの違いで分類している。
肉類は@が多く、次にAが多い。Bはほとんどない。ベニバナ油などはAが非常に多く、次に@が多い。 Bはほとんどない。魚類も@が肉類ほど多くないが、多い。次にBが多く、Aは少ない。植物が、Aのり ノール酸と、Bのαリノレン酸を作ると、一般にリノール酸は種子に、αリノレン酸は葉、根に蓄積する傾 向にある。
リノール酸の多いコーン類を多量に食べる牛や豚類は、@の次にAのリノ−ル酸系列の脂肪酸が多くなる。 一方植物プランクトンがαリノレン酸を多く作るので、これをエサとする魚介類やアザラシなども、αリノレン 酸が多い。
Aのリノール酸系列の取り過ぎで、Bのリノレン酸系列が少ないといわれる現代の問題点は、実は、デンマ ーク人とエスキモー人の病気のパターンを比べて分かってきたことが初めだ。エスキモー人は、魚介類や アザラシを食べるので、コレステロールはデンマーク人と同様であるが、心筋梗塞、脳梗塞による死亡率 が、デンマーク人に比べて非常に低かった。 実は、血栓ができ血流が悪くなって起こるこれらの原因は、コレステロールより、食物中のリノレン酸系列 のバランスによる血小板凝集能の問題であった。
Aを減らしBを多くすることが、答えだ。 大豆にも、Aが多いということは、大豆の生長因子は、その代謝能力強化につながるということである。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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1999年(平成11年)6月1日(火曜日)医食同源より
脂質を考えるH『悪者はコレステロール?』
心筋梗塞、脳梗塞はコレステロールが高いと問題であると言われてきているが、それ以上に脂質の摂り方に 問題がある。 それは、デンマーク領グリーンランドに住むエスキモー人とデンマーク人の長期にわたる病気の 調査でクローズアップされた。それによると、エスキモー人はデンマーク人と比べ、心筋梗塞、脳梗塞が、七分 の一〜八分の一と、非常に少なかった。そのことから、食事との関係が明らかになったのである。
デンマークは、酪農国で、国民は、牛を中心とした肉、牛乳、乳製品を多く食べている。これに対して、エスキ モー人は魚と、それをエサとするアザラシ類を主食にしている。従って、コレステロールの摂り方は、むしろ主 食としている分、エスキモー人のほうが多かったのである。
ここで問題になったことは、肉類、魚類に多い飽和脂肪酸、コレステロールの問題より、それら以外の、脂肪 酸の内容のバランスの問題なのである。一般に植物油といわれる不飽和脂肪酸も、前回ふれたように、肉類 や魚類にも含まれている。肉類に多く含まれている植物油がオメガ6系のリノール酸系列であり、魚類に多く 含まれている植物油がオメガ3系のαリノレン酸系列である。
オメガ6系のリノール酸も、オメガ3系のαリノレン酸も、人間が体内で合成することのできない脂肪酸であり、 必須脂肪酸と呼ばれる。
この二つの脂肪酸からは、体内でさまざまな局所ホルモンと呼ばれる生理活性物ができる。
その中で、オメガ6系のリノール酸からできるプロスタグランディン、トロンボキサンなどの 生理活性物質は、 血管壁の傷害を受けたところで、血小板凝集を促進させ、血流が悪くな り、血栓ができやすくなる。
一方、オメガ3系のαリノレン酸からできるプロスタグラディン、トロンボキサンなどの生理 活性物質は、 その血栓の抑制をして、できにくくする、いってみれば、 逆の働き をする。
この血管壁における血小板凝集の働きの違いがデンマークにおけるエスキモー人とデンマーク人の心筋 梗塞、脳梗塞の発病率の違いであることが分かってきた。つまり動物性の肉類に含まれている脂質の問題 は、一般に言われている動物性の脂肪(飽和脂肪酸)やコレステロールの摂りすぎも問題であるが、さらに、 オメガ6系の植物性(不飽和脂肪酸)の摂りすぎが問題であるということである。 では、魚だけ食べれば良いのかというと、そうではない。 いずれにしても、大豆生長因子で脂質の代謝を良くしておくことは重要である。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
★現代は、三大栄養素(タンパク質・糖質・脂質)の摂り過ぎが原因の病気や不定愁訴が増えています。
★大豆の生長因子は、大豆が芽(生命)を出す時にのみ生まれる褐色の液体で、三大栄養素(タンパク質・糖質・脂質)の代謝〔吸収・排泄〕を強力にバックアップします!
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1999年(平成11年)7月1日(木曜日)医食同源より
脂質を考えるI『魚は新鮮な天然のものを』
先月号では、心筋梗塞や脳梗塞は、動物性食品の中に含まれる動物性脂質(飽和脂肪酸、コレステロール) の摂りすぎも問題だが、それ以上に問題なのが、肉類系に含まれるオメガ6系のリノール酸系列の脂質と、 魚類に多いオメガ3系列脂質の血管壁における血小板凝集に対する働きであるということを述べた。
オメガ6系のリノール酸からできる生理活性物質は、血小板凝集を促進させて、オメガ3系のリノレン酸からできる 生理活性物質は、その抑制に働く。簡単にいえば、肉類からは、血栓ができやすく、魚の脂質からはできにくいと いうことになる。とはいっても、肉類よりも、魚類を食べていればよいかというと、まだ問題はいろいろとあるのである。
五月号掲載の「脂質を考える」Gでのべたように、オメガ6系のリノール酸と、オメガ3系のαリノレン酸は、 動物が作ることのできない必須脂肪酸であり、植物類しか作ることができないものである。
そして、 一般に オメガ6系のリノール酸系 は、植物の種子類に蓄積し、 αリノレン酸系 は葉、根に 蓄積する傾向にある。
だから、コ−ンなど種子をエサとして食べる家畜類は、リノール酸系を多く含む。一方、植物プランクトンは、 αリノレン酸を多く作るので、これをエサとする魚貝にはαリノレン酸が多いということになる。
ということは、肉類より、魚類のほうがよいということになるが、これも、問題がないわけではない。 最近、市場に出回っている魚のなかには、養殖魚が多くなってきている。 養殖する場合のエサは、 種子系のものが多いと聞く。
つまり、現在、オメガ6系の脂質の多いエサを食べている魚が多くなっていることが、十分に考えら れるのである。魚も新鮮な天然魚を摂り入れることが重要である。 さらに重要な問題がある。それは、オメガ3系と、オメガ6系の脂質というのは、植物油ともいわれ る通り、植物油に多い脂質が、オメガ6系の脂質であるから、現在大量に使用されている植物油 といわれる紅花油、コーン油、大豆油などをはじめとした油は、オメガ6系の脂肪酸が多いのである。
実は、オメガ3系、オメガ6系から合成される生理活性物質は、同じ酸素が働いて作られる。つまり、 体内に取り入れられた量の多いほうが、優先的に使われていくということになる。肉類より、魚類を 多く食べるのはいいが、一般の植物油の摂り方も、並行して減らす方向で考えないといけないことに なるわけである。
脂質のことを深く知れば知るほど、大豆の生長因子の代謝能力の重要性が、 認識されることと思う。

(明日の健康を考える会理事 小笠原龍之助・薬剤師)
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